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測量士 令和4年・午前・No.7

〔No. 7〕 多角測量
 次の文は,公共測量において実施するトータルステーション(以下「TS」という。)を用いた基準点測量の精度管理について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

1.観測に使用する機器の点検は,観測着手前及び観測期間中に適宜行い,必要に応じて機器の調整を行う。
2.距離測定の気象補正に使用する気温及び気圧の測定は,TS を整置した測点で,距離測定の開始直前又は終了直後に行う。
3.観測点における角観測の良否を判定するため,倍角差観測差高度定数の較差を点検する。
4.偏心点を設ける場合,偏心距離測点間距離5 分の1 以下を標準とする。
5.厳密水平網平均計算及び厳密高低網平均計算による新点水平位置の標準偏差の許容範囲は100 mm新点標高の標準偏差の許容範囲は200 mm を標準とする。

肢4と肢5で悩んで間違えたのじゃ💧

肢5.作業規程の準則 第43条(平均計算)に表があったのじゃ。

©国土地理院

肢4.作業規程の準則 第23条(基準点測量の方式)2に、結合多角方式の作業方法は、次表を標準とすると記されておったぞ……

©国土地理院

偏心距離の制限はS/e≧ 6と書かれており、偏心距離は測点間距離6 分の1 以下が標準だったのじゃ。

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