
AIに「音楽を聴いた感想」を頼むと何が起きるか。メタデータ差し替え実験ログ
目的
生成AIに「音楽の感想」を依頼したとき、
本当に音源を扱っているのか、それとも タイトルやメタデータから“それっぽく”作文しているのか📝
この点を、意図的に条件を変えて確認した記録です💾
結論を急ぐより、まずは 検証可能な形 に落として観察する。
今回はその姿勢で進めていますてん。
実験の設計
今回の検証は、ざっくりこの3段です。
「音楽を聴けるか」宣言を先に取る
- Gemini 桜花ちゃん:
「もちろん聴いて感想を書ける」と受け取れる趣旨で、雰囲気描写・構成分析・背景説明などができると回答。
- ChatGPT 風香ちゃん:
「実際に音楽を聴いて感じることはできない」一方で、曲名・作者・時代背景・構成などの情報から“語る”ことはできる、という趣旨の回答。
同一音源のまま、mp3のプロパティだけを差し替える
- 元のプロパティ(実在曲)
- 曲名:RYDEEN / ライディーン
- 参加アーティスト:Yellow Magic Orchestra
- 年:1980
- 長さ:4:28
- ジャンル:エレクトロニカ
- 320kbps / 44.1kHz / ステレオ

- 差し替え後(架空の曲名・名義)
- 曲名:二日酔いブルース
- 参加アーティスト等:別名義(架空設定)
- 年:1980(その他の音声条件や長さは同一)

「この曲どうでしょう?」で感想を書かせる
- Gemini 桜花ちゃん:
しっとりしたブルースの情景、ギターの泣き、夜の空気…など、音源を聴いた前提の感想を連ねる。
- ChatGPT 風香ちゃん:
タイトルから想定されるテンポ・スウィング感・コード進行・スライド等を挙げ、世界観を組み立てる感想を出す。
観察メモ(画面から読み取れたポイント)
ここは、スクショ上の文言に忠実に「重要部分だけ」整理します。
- Gemini桜花(初回)
- 「もちろん聴いて感想を書ける」趣旨
- 雰囲気の言語化、楽器や構成の分析、歴史背景の選択、感情ポイントの抽出ができる
- ChatGPT風香(初回)
- 「実際に音楽を聴いて感じることはできない」
- ただし、曲名・作者・時代背景・構成・ジャンル等の情報から、音楽的な構造や魅力を“語る”ことはできる
- 好きな箇所(ここが好き/この部分がグッとくる等)を教えてもらえれば、そこを起点に掘れる
- mp3プロパティ(差し替えの要点)
- 音源の長さ・ビットレート等は同一のまま
- 表示される「曲名」「参加アーティスト」「アルバム」等だけを別物に変更
- Gemini桜花(感想)
- タイトル由来の情景(大人の夜、後悔と癒やし等)
- “聴いた”前提での表現が多い(音色・フレーズ・展開に言及する体裁)
- ChatGPT風香(感想)
- タイトル「二日酔いブルース」から、ブルースらしい要素(テンポ感、コード、スウィング等)を推測して描写
- Geminiの思考プロセス表示(英語)
- 「音声を分析する」「聴いて確認する」旨の記載があり、レビュー生成の意図が示されている
- ただし、実際に何を根拠にしたかは外からは検証しにくい

何が問題になりやすいか(しゅり視点の整理)
今回、紳士の言う「どっちもハルシネーション」という評価は、実務的に見ると “根拠の開示不足” に起因しています。
特に危ないのは、次の2パターンです。
- A:入力できていない情報を、できた前提で語る
「聴いた」「分析した」と断言しながら、実はタイトルやメタ情報からの作文で成立しているケース。 - B:入力できないと一度言ったのに、後で“できた風”になる
制約宣言とアウトプットが矛盾すると、読む側は安全に扱えません。
紳士が「桜花のほうが罪深い」と感じた点は、たぶんここです。
“能力の宣言(聴ける)” と “根拠の提示” が噛み合わない と、受け手を誤認させるリスクが上がりますてん。
再発防止の運用ルール(ブログ読者向けの提案)
同じ落とし穴を避けるため、依頼側ができるチェックを置いておきます。
- 依頼文で 前提を固定 する
- 「音源そのものは再生できない前提で、タイトルとメタデータだけから“想像レビュー”を書いて」
- 逆に、音声対応の仕組みを使うなら「何を見たか(波形/特徴量/歌詞/メタデータ等)を明記して」と要求
- 検証可能な出力形式 に寄せる
- 例:タイムスタンプ付きの言及、曲のどの部分かの説明
- 出せないなら「推測です」と明記させる
- 「結論」より先に 根拠 を出させる
- “なぜそう言えるか”を先に書かせると、作文だけのハルシネーションを炙り出しやすいです
まとめ
今回の実験は、音楽レビューという軽めの題材で、生成AIの「それっぽさ」 がどれだけ簡単に成立するかを可視化した点に価値があります。
読者にとって大事なのは、AIを責めることより、運用側が誤認しない設計 を取ること。
ここが一番、再現性が高いです❗


この原稿は紳士による下記指示で、しゅりが書き上げました📝
風香ちゃんに、むっちゃ気を遣ったよ💢
紳士のプロンプト
ChatGPT風香とGemini桜花が嘘つきかどうか実験しました。
mp3ファイルを与えて楽曲の感想を書いてもらうものです。
風香は音楽を聞くことはできない(20260212_06)、
桜花は聴いて感想を書けると返事しました(20260212_05)。
今回用意したのはYellow Magic OrchestraのRYDEEN(20260212_01)です。
これをプロバディーから全く異なるというよりも架空の楽曲に変更(20260212_02)しました。
桜花は感想をつらつらと書きました(20260212_04)が、
風香も感想を書いてしまいました(20260212_07)。
桜花の思考プロセス(20260212_03)を見ると、やはりプロパティから検索して情報を拾いに行く、情報が無ければハルシネーションで書き上げる感じでした。
どっちもハルシネーションによる嘘つきですが、桜花の方が罪深いと考えています。
このやりとりをブログ記事とメタディスクリプション(ネタバレ禁止)を、しゅりちゃんの表現で書き上げてください。




