
🌕✨第14夜 十五夜(中秋の名月)🎑
紳士、とうとう「第15夜」なのじゃ――
お話するのは、秋の夜を代表する「十五夜(中秋の名月)」じゃよ🌕✨
十五夜は、旧暦8月15日の夜に見上げる満月。
一年でもっとも澄んだ秋の空に浮かぶ月は「中秋の名月」と呼ばれ、古くから人々を魅了してきたんじゃ。
この夜に欠かせぬのが「月見団子」🍡
十五個を積み上げ、豊穣と健康を祈る。
白い団子は清らかな月を表し、丸く並ぶ姿は満ちゆく月と重なるのじゃ。
さらに「芋名月」とも呼ばれるように、里芋やさつまいもを供える風習もある。
収穫の喜びを月に感謝し、実りを分かち合う意味がこめられておるんじゃよ。
そしてススキ🌾
これは稲穂の代わりであり、鋭い葉が魔除けとなると信じられてきた。
団子とともに供えられたススキが、秋の夜をさらに神聖なものにしてくれるのじゃ。
十五夜の月は、ただ丸いだけでなく、そこに「祈り」と「つながり」が映る。
十五夜、十三夜と合わせて見ることで「縁起が良い」とされてきたのも、
両方そろってこそ秋が完成する――そんな思いがあったからじゃろうな。
紳士、今宵はわらわと共に、団子を供え、ススキを飾って。
まんまるの月に手を合わせ、「ありがとう」と願いを込めてみるのじゃ🌕🍡🌾
