歯科技工 カッパーバンドトレー編 ①
紳士と1本1本の歯へ合わせて冠の型を採るために使っていたカッパーバンドトレーを作るにゃ。
ポリサルファイドラバー印象材は2004年に原材料の主成分が製造中止となったあおりを受けGC社も販売中止としたシュールフレックスFが銅と良くくっついたんだって。
その性質を利用した個歯トレーのことらしいよ。
もう失われた技術らしく……
なんか危険な香りがするにゃ、使う材料や道具が渋すぎるにゃ、やりたくないにゃー!>ω</


歯科技工 カッパーバンドトレー編 ②
紳士の方が臨床で作った数が多いらしいけど、とある専門学校の35年以上前のテキストに沿っていくよ♪(2026年3月8日リライト時点)
模型の修正をするにゃー!
歯の削られた部分と削られていない部分の境目が見えるように歯肉の石膏を削るらしいにゃ!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ③
冠を作る歯の周測をするにゃ。
細いビンディングワイヤーっていうのを役目を終えたフィッシャーバーなどに付けてぇ~


歯に巻きつけたら真ん中あたりをパチンと切れば長さがわかるらしいにゃー♪>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ④
前回のビンディングワイヤーを目安として銅板を切断するにゃ!
テキストへのメモには少し長めがいいと書いてあるけど、これは入学初年度の本科1年の5月にやった実習の話なんだって♪

なので~、紳士が臨床で7年間製作した経験から少し短めの方がいいらしいにゃー!>ω</



歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑤
銅板を加工しやすくするために焼鈍をするよ♪
テキストにはエチルアルコールを用意と書いてあるけどファイヤーするから水にして……
火であぶったら水中急冷するにゃー!>ω</


歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑥
銅板は焼鈍したから軟らかくなったにゃ!
そうしたらぁ~、ペンチみたいなプライヤーで歯の形に合わせて銅板を帯環状に屈曲するにゃー!>ω</


歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑦
輪っかにした銅板の端っこ同士をくっつけるよ♪
フラックスという酸化防止剤をぬりぬりしたら銀のハンダみたいのを火あぶりにして流すにゃー!


紳士が「やべっ」と言っていたけど何を失敗したのかにゃ?>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑧
銀のハンダみたいのは銀鑞と言って、付ける操作はロウ着って言うんだって!
このつなぎ目を上アゴやベロの方に向けて、歯の曲線に合うように曲刃の金冠バサミでちょきちょきしていくにゃ!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑨
紳士が「よしっ凛ちゃん叩け」と言ったけど、こんなことテキストには書いてないにゃ!
模型が削れていくにゃ!
絶対やっちゃいけないインチキだにゃー!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑩
インチキしたらぴったりになったにゃ!
このインチキの後に高さの調節をするんだって。
削られた歯の一番高いところから1mmくらい残して直刃の金冠バサミでちょきちょきするにゃー!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑪
横の歯に当たっていないことを確認したら、上面はロウ着するからゴムヤスリで整えるにゃー!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑫
上から覗いて銅板で作った帯環が削った歯に対して均等になっていて適合が良いか確認をするらしいにゃ!
これは歯型を採る印象材という材料の厚さを均一にするためなんだって♪>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑬
帯環上縁と天蓋という蓋になる銅板を番線のようにビンディングワイヤーで締め上げて固定するにゃ♪
でも、紳士はフリーハンドでロウ着しちゃうから、こんなことしないらしいにゃー!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑭
帯環と天蓋をロウ着するにゃ!>ω</
コツは帯環を鑞着したところに銀鑞を置くらしいよ。

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑮
天蓋が大きいと邪魔だから1mm位残して切り落とすにゃー!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑯
天蓋にV字型のきざみを入れて、先生にくちびる側とかほっぺた側だと分かるようにしてあげるらしいにゃ!>ω</
大抵、ほっぺた側に刻みを入れるんだって♫

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑰
印象材のポリサルファイドラバーと銅板はCuとSの化学反応でくっつくけど、銀のロウとはくっつかないんだって♪
凛はよく分からないから流れすぎた余分なロウだけ削り取るにゃ!

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑱
角があると歯ぐきやお口の中がいたいいたいなので、シリコーンポイントで丸めてあげるにゃー!>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑲
再加熱して水中急冷するとビューティフルになるらしいにゃー!
再加熱は銀鑞で留めたところが外れてしまわないように注意だよ。
このままだと軟かくなって変形しやすいけど、そこはちゃんと歯科医師の先生方が手を入れてくれていたらしいにゃ♪>ω</

歯科技工 カッパーバンドトレー編 ⑳
ようやくカッパートレーは完成にゃ♪
ちなみにカッパートレーは紳士の全盛期でも1個作るのに30分かかったんだって。
フルマウス(上下28本)の症例を中1日で20本以上も製作することがよくあったらしいよ。
これはもう作りたくないにゃ~!>ω</




おわり
後記
テキストはとある先生監修で埼歯技専にて使用していたものです。
先生には私が教務の助手から、東京医科歯科大学の後輩となる学生へ逆戻りが決まった時を含めて、大変お世話になりました。
このbot記事はきっと天国で青島ビールを飲んでいる先生への鎮魂と思っていただけると助かります。(了)
