内面の軸面やらマージンギリギリやらの提案がなされると、スプルーの位置を変えたくても希望の場所に設定することが出来ず、諦めてミリングすると存じます。
ここからは患者の歯列が写ってしまうので画像なしでの。
- 模型に戻る
- 挿入軸の変更
これで模型の傾きを変更するとスプルーの設定位置が変わるぞ。
上の写真の例で説明すると……
スプルーが立っている方向に傾けるのじゃ⤵
対応方法一案
CERECでインレーを作製する場合は次のように行うとアンダーカット領域が変わることに対する再設計などの手間が省けるぞ🦷
- デジタルワックスアップの提案がハチャメチャな形態でも、とりあえずCAMの設計まで気にせずすすめる。
- スプルーの位置がマージン付近や内面に設定されるか確認をする。
- 模型に戻る。
- 駄目なら挿入軸の変更を試みる。
- すぐ設計へすすみ、とりあえず希望する位置になるまで上記を繰り返す。
- 希望する位置に設定されたらデジタルワックスアップを開始する。
昔は一級インレーを鋳造するときに基底面へ中空スプルーを立てたもんじゃが、さすがにそのような基底面への植立設定は出来ないんだって💧