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CERECのスプルーのイマイチな提案への対応

内面の軸面やらマージンギリギリやらの提案がなされると、スプルーの位置を変えたくても希望の場所に設定することが出来ず、諦めてミリングすると存じます。

CERECのCAM; Computer Aided Manufacturingの画面です。スプルーの初期提案の画面です。
この位置でミリングするとマージンが分からなくなり適当になります。
でも、位置を変えようとスプルーを回転させると下写真のように内面の軸面にほとんど設定されます💧
CERECのCAM作業中です。スプルーを試行錯誤している画面です。
こんなマージン近くは調整が難しすぎてこまるわぁ💢
CERECのCAM作業中です。スプルーを試行錯誤している画面です。
ここはイケそうだけどなぁ🦷
にっちもさっちもならないというCERECのCAMの画像です。
なお、ポジションはブロック内の位置を前後左右に変えるだけでスプルーの位置は変わりません🔄
コンタクトエリア付近に設定したいのにどうにもなりません。

ここからは患者の歯列が写ってしまうので画像なしでの。

  1. 模型に戻る
  2. 挿入軸の変更

これで模型の傾きを変更するとスプルーの設定位置が変わるぞ。

上の写真の例で説明すると……

スプルーが立っている方向に傾けるのじゃ⤵

対応方法一案

CERECでインレーを作製する場合は次のように行うとアンダーカット領域が変わることに対する再設計などの手間が省けるぞ🦷

  1. デジタルワックスアップの提案がハチャメチャな形態でも、とりあえずCAMの設計まで気にせずすすめる。
  2. スプルーの位置がマージン付近や内面に設定されるか確認をする。
  3. 模型に戻る。
  4. 駄目なら挿入軸の変更を試みる。
  5. すぐ設計へすすみ、とりあえず希望する位置になるまで上記を繰り返す。
  6. 希望する位置に設定されたらデジタルワックスアップを開始する。
CERECのCAM作業中です。スプルーが希望位置にきた画面です。
希望の位置になりました🦷

昔は一級インレーを鋳造するときに基底面へ中空スプルーを立てたもんじゃが、さすがにそのような基底面への植立設定は出来ないんだって💧

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