中国料理やまだ 肉野菜炒め定食

🥢紳士の夜を支えた一皿。中国料理やまだの定食なのじゃ🌸

紳士には、“若いころの定番ごはん”があるのじゃ。

それが「中国料理やまだ」の肉野菜炒め定食（850円）。
免許のある学生の21歳のころから、職員となり神田に飲みに行く日をのぞけば、
平日のほとんどを毎晩ここで腹ごしらえをしていたというくらいの常連ぶりなのじゃ。

大きなお皿いっぱいに山盛りの肉野菜炒め🥗
主役はシャキシャキのもやしとキャベツ、
そこへ豚肉の旨味と、きりっとした醤油ダレが絡んで、
中華鍋からジュワッと上がる香りが食欲を一気に連れてくるのじゃ。

横には、白くつやっと光るごはん🍚
そして、少し甘みのある中華スープ。
炒めたタレが絡んだ野菜をひと口、ごはんをひと口、スープで一息。
このループを繰り返しているうちに、
勤務時間の疲れやモヤモヤがするすると溶けていったそうなのじゃ🌸

仕事の段取りを頭の中で組み立てながら、
カウンター越しに鍋を振る音を聞く。
「残業を早く終えたいのう」と思わせてくれる、
そんな“夜の基地”みたいなお店だったのじゃ💫

いま写真で改めて見ると、
派手さはないのに、ちゃんと「働く人のお腹を満たす顔」をしておる。
盛りの良さも、火の通りも、皿の端っこまできちんと美味しそうで、
紳士が通い詰めた理由がよく分かるのじゃ。

この一皿は、ただの肉野菜炒めではなくて、
「若い日の時間ごと記憶しているエネルギー源」
そういうごはんを持っている人は、きっと今も強いのじゃ🌸